スーパージャンボ・ナンプレ[25×25]用ワークシートの説明書き 【入力マスについての注意事項】  25×25マスの入力範囲(入力表という。)以外には、安全のためロックが掛けて あります。  これにより、間違って必要な定数や計算式を消すなどの懸念は無くしています。  また、1〜25の正の整数だけしか受け付けない設定にもしてあり、想定外の誤判定 へと、計算式群が迷走しないようにもしてあります。  ただし、確定可能数字の合致とその正しい入力位置は監視していません。  そのため、間違った数値や、本来の位置とは違うところに確定入力しても警告などは されないままに確定作業が進んでいくことになります。  作成者も、この罠には1度ハマって、最初からのやり直しを余儀なくされました。  ちなみに、入力位置がずれると、同じ行(列)に同じ確定数値が2個検出されたり、 縦・横の未確定数値リスト上で数字が余ったりする矛盾が、後になって露見します。  したがって、確認なしでの確定入力は、結果的に時間的な無駄を生じる危険性が高い ので、入力表上で確定理由を再確認する、又は数字ごとの個別判断表をよく見て正しい 位置を紙にメモるなどの、正確さを確保する工夫を各自行ってください。 【各ナビゲータ表、アシスタント表について】 1.入力表の右斜め下直近にあるのが、「数値唯一条件」でのナビゲータ表です。   その下側には縦1列ごとの「列内唯一条件」での集約ナビゲータ表を付けています。   また右側には横1行ごとの「行内唯一条件」での集約ナビゲータ表を付けています。   さらにその右側には、「5×5マスブロック内唯一条件」での集約ナビゲータ表を  付けています。 2.「数値唯一条件」でのナビゲータ表の下方向に、数値1種類ごとの確定判断に使う   アシスタント表が、数値1から25まで順序良く(だらだらと)並べてあります。   アシスタント表は、その数値が入り得るマス全てを表示することが目的です。    利用者自らが行う確定判断では、このアシスタント表のマス内数値の並び方に応   じてセルの着色(他ブロックからの拘束力によって消去できるものは灰色、など)   をすることで解法作業が効率化できます。 3.各数値ごとのアシスタント表には、下記のとおり個別ナビゲータ表を付けています。  1)下側には縦1列ごとの「列内唯一条件」での個別ナビゲータ表。(1行表)  2)右側には横1行ごとの「行内唯一条件」での個別ナビゲータ表。(1列表)  3)2)のさらに右側には「5×5マスブロック内唯一条件」での個別ナビゲータ表。 4.個別ナビ表と、集約ナビ表の関係ですが、個別ナビ表には確定可能として検出され  た数値は1個ずつしか入りませんが、集約ナビ表では全部の数値を対象とする関係で、  個別ナビ表25種類全部から、文字として連結を掛けて表示しています。   このため、確定可能数値の対象個数が多くなるとセル内に表示しきれないはみ出し  分が生じることがありますので、必要なら個別ナビ表も参照することで補って下さい。 5.「数値唯一条件」でのナビゲータ表を除く集約ナビ表と個別ナビ表での数値表示は、  今のところ赤文字で表示し、注意喚起を促すようにしてあります。 【基本的な使い方】 1.出題された数字を所定のマスに入力し、配置も含み間違いないかチェックする。 2.各ナビゲーター表からのヒントを元に、空いているマスに確定数字を入力していく。 3.全てのマスに数値が埋まった時点で、ナビゲーター表の未確定案内や縦・横両方の   未確定数値リストに数値が何も表示されなくなれば、正解で完了です。 4.プレイヤーのPC画面上での表示サイズは、数値表示フォントが判別できなおかつ  一番上のナビゲータ表もほぼ全体が見える状態を探り当てて表示して下さい。   さもないとスクロール操作が頻繁になり、解法作業効率が低下します。   (作成者は、ウィンドウサイズを最大にしつつ任意67%縮小で使っています。)   ちなみに、別シートとして添付しているサンプル問題は、「数値唯一条件」だけで  解けてしまうので、スクロール操作の必要な個別ナビ表等は見に行かずに済みます。  (だから駄作なのですが。) 【自動的な確定判断の範囲】  次の4種類の確定判断は、一番上のナビゲーター表とその右側か下側に反映されます。 1.「数値唯一条件」   1マスに入りうる数値が1〜25の中で唯一1個のとき、その数値で確定可能。 2.「行内唯一条件」   横1列25マスの中に入り得る数値全てのリストの中で、個数が1個だけの数値が   あれば、その数値と所在するマス位置によって該当するマスを確定可能。 3.「列内唯一条件」   縦1列25マスの中に入り得る数値全てのリストの中で、個数が1個だけの数値が   あれば、その数値と所在するマス位置によって該当するマスを確定可能。 4.「5×5マスブロック内唯一条件」   縦5マス×横5マスブロックの25マスに入り得る数値全てのリストの中で、個数   が1個だけの数値があれば、その数値と所在するマス位置によって該当するマスを   確定可能。 【利用者が自ら行うべき確定判断】  難問級になると、上記の自動的な判断だけでは確定が進まない場合が多くなります。  以下に例を挙げておきますが、これ以外にも方法があるかも知れません。  この辺は、利用者(プレイヤー)個々のノウハウといったところでしょうか。 1)数値ごとのアシスタント表において、同じ5×5マスブロック内に、2個だけ同じ  数字があれば、マスの並んでいる方向に対して確定数値と同様の拘束力が生じ、重複  を避けるべき対象となり得る。  (ただし、斜めに並んでいる場合は拘束力は生じません。) 2)もしこの2マスの範囲内に同条件の数値が2組入ることが判明すれば、どちらかの  数値で確定する組み合わせ(半確定状態)となる結果、そこには他の数値は入らない。 3)縦又は横の25マスの場合も含めて、上記の条件の2組のマスと数値があれば、他  の未確定数値が入らないルールによって未確定マス範囲が減少し、他の数値の確定等  を進めるうえで影響を及ぼすことがある。 4)未確定数値が同一ブロック内で3個以上1列(か1行)だけに並んでいる場合も、  1)と同じ拘束力が、並び方向の他のブロックに対して生じる。 5)ブロック又は縦・横の25マス範囲に、入り得るマスが2個だけの未確定数値Aが  ある場合で、なおかつその2マス双方にもう1種類の数値Bだけが入り得る場合は、  数値Bに対しその2マス以外での確定を許さない拘束力が生じる。(Aの重複禁止) 【その他:25×25マス問題に限らない話題】 1.カラー問題や、対角線問題などについては対応していないので、頭の中でそれぞれ  の重複禁止ルールを追加して解く必要があります。 2.ジグザク問題では、ブロックの範囲がジグザグ形状に変わるため正方形配列による  ブロック内の確定数値判定は無効となり、それを無視する必要があります。   また同時に、ジグザグブロックごとに別の重複禁止ルールを頭の中で追加して解く  必要があります。 3.超難問級の解法については、2マスが対になった半確定状態のままでの解法進行が  多くなる傾向が見られ、確定判断が煩雑化するようです。   また、問題によっては確定可能数値が何も見つからなくなり、最終的な手段として  特定のマスを対象に確定数値を仮定し、他の候補数値と合わせて総当たり(全てを試  す)で解かざるを得ない場合もあると思います。   総当たりでは、解き進めた先で矛盾が発生する候補から捨てていき、残った候補数  値の中でも最終的に唯一解が得られるもの(正解が複数でない)を選択します。  (仮定の方法には、他に特定の数値が入る候補マスを選ぶやり方もあります。)   やっかいなのは、候補を仮定してある程度進んだ先で、また仮定が必要となり枝分  れが複雑になる場合も考えられることです。  (本当は確定可能なのに、それを見逃している場合なども含まれることでしょう。)   唯一解を得られる候補がひとつもなければ、その超難問は複数解が正解ということ  になると思いますが、本当のところは正解判定ルールに依存するのかも知れません。  (残念ながら作成者は、超難問の正解判定ルールを目にしたことがありません。)